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『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』

もうすぐ長女の誕生日、

離れたところに暮らしている私の大心友が

素敵なすてきなプレゼントを送ってきてくれました。

 


世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

 

中身の一つがコレ。

 

世界で一番貧しいと言われている

ウルグアイの元大統領、ホセ・ムヒカ氏の伝説のスピーチ

を絵本にしたもの。

これは多分、娘へ、というより

私宛てに送ってくれたのでは無いかと勝手に推測している(´・ω・`)ウヒ

 

この絵本自体、子ども向けに言葉を変えてあるらしい。

そして、さらに簡単なことばに置き換えて読み聞かせてみたけど

うちの年長児には、まだ少し難しかったよう。

最後まで読み切ることはできませんでした。

 

youtubeでもスピーチ全文、配信されています。コチラ↓

 

以下全文書き起こし
*************************************

会場にお越しの政府や代表のみなさま

ありがとうございます。

ここに招待いただいたブラジルと

ディルマ・ルセフ大統領に感謝いたします。

私の前に、ここに立って演説した快き

プレゼンテーターのみなさまにも感謝いたします。

国を代表する者同士、人類が必要であろう

国同士の決議を議決しなければならない

素直な志をここで表現しているのだと思います。

しかし、頭の中にある厳しい疑問を

声に出させてください。

 

午後からずっと話されていたことは持続可能な

発展と世界の貧困をなくすことでした。

 

私たちの本音は何なのでしょうか?

 

現在の裕福な国々の発展と消費モデルを

真似することでしょうか?

 

質問をさせてください。

ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車を

インド人が持てばこの惑星はどうなるでしょうか。

息するための酸素がどれくらい残るでしょうか。

同じ質問を別の言い方ですると、

西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を

世界の70億~80億人の人ができるほどの原料が

この地球にあるのでしょうか?

可能ですか?

それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

マーケットエコノミーの子ども

資本主義の子どもたち

すなわち私たちが間違いなくこの無限の消費と

発展を求める社会を作ってきたのです。

 

マーケット経済がマーケット社会を造り

このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める

社会にしたのではないでしょうか。

 

私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?

あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

 

このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で

「みんなの世界を良くしていこう」

というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?

どこまでが仲間でどこまでがライバルなのですか?

このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものではありません。

その逆です。

 

我々の前に立つ巨大な危機問題は環境問題ではありません。

政治的な危機問題なのです。

現代にいたっては、人類が作ったこの大きな勢力を

コントロールしきれていません。

逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。

 

私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。

幸せになるためにこの地球にやってきたのです。

 

人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。

命よりも高価なものは存在しません。

ハイパー消費が世界を壊しているにも関わらず

高価な商品やライフスタイルのために

人生を放り出しているのです。

消費が社会のモーターの世界では

私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。

消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けが

みんなの前に現れるのです。

このハイパー消費を続けるためには

商品の寿命を縮めできるだけ多く売らなければなりません。

ということは、10万時間持つ電球を作れるのに

1000時間しかもたない電球しか売ってはいけない社会にいるのです。

そんな長くもつ電気はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。

人がもっと働くため、もっと売るために

「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。

悪循環の中にいるのはお気づきでしょうか。

これはまぎれもなく政治問題ですし

この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなければなりません。

 

石器時代に戻れとは言っていません。

マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。

私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

 

昔の賢明な方々、エピクロス、セネカやアイマラ民族まで

こんなことを言っています。

「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく

無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。

国の代表者としてリオ会議の決議や会合を

そういう気持ちで参加しています。

私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが

みなさんには水源危機と環境問題が問題源でないことを分かってほしいのです。

根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。

そして、改めて見直さなければならないのは

私たちの生活スタイルだということ。

 

私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。

私の国には300万人ほどの国民しかいません。

でも、1300万頭の世界でもっとも美味しい牛が

私の国にはあります。

ヤギも800万から1000万頭ほどいます。

私の国は食べ物の輸出国です。

こんな小さな国なのに領土の90%が資源豊富なのです。

 

私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。

そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。

しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており

結局は以前よりも長時間働いています。

なぜか?

バイク、車などのリボ払いやローンを支払わないといけないのです。

毎月2倍働き、ローンを払っていったら

いつの間にか私のような老人になっているのです。

私と同じく、幸福な人生が、目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

そして自分にこんな質問を投げかけます。

”これが人類の運命なのか?”

私が言っていることはとてもシンプルなものですよ。

発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。

発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。

愛、人間関係、子どもへのケア、友達を持つこと

必要最低限のものを持つこと、

幸福が私たちのもっとも大切なものだからなのです。

環境のために戦うのであれば

幸福こそが環境の一番大事な要素だということを覚えておかなくてはなりません。

ありがとうございました。

*************************************

ちきゅう

いかがでしたでしょうか。

愛・人間関係・そして、必要最低限の物をもつこと。

 

必要最低限のものをもつこと。

 

私たちはこの事ともっと真剣に向き合わなければいけないなぁと思います。

 

私たちのお金の使い方が世界を変える。

間違いない(´ω`*)


世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

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